食品表示の糖質、炭水化物について

2020年4月から、加工食品すべてに栄養成分表示が義務付けられました。
(直販など一部免除あり)

栄養成分の表示のしかたもいろいろとありますので、見方がわかりにくいとの声も聞かれます。
例えば糖質制限中の方は「炭水化物」と「糖質」の表記の違いなど、わかりにくいのではないでしょうか?

そこで、食品メーカーさんなどに食品表示を教えている私から解説させていただきます。

栄養成分表示は、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の表示が義務となっています。

 

 

そして、義務表示に定められた以外の栄養成分も合わせて表示することができます。
脂質の内訳成分である飽和脂肪酸、n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸
炭水化物の内訳成分である糖質、糖類、食物繊維
を、それらの内訳成分であることがわかるように表示しています。

 

ちなみに、炭水化物 = 糖質 + 食物繊維 です。
糖質制限をしたい方は「糖質」の表示があればその数値を確認してください。
「炭水化物」の数値しか記載されていなければ、その中には食物繊維も含まれてるんだな…と思ってくださいね。

義務表示に定められた以外の栄養成分が書いてあったりする理由は…
簡単に言うと、メーカー側からお客様にアピールしたい栄養素があれば、アピールして書いてもO.K.ということになっているんです。

糖質だったら「こんなに少ないですよ」
食物繊維だったら「こんなに入ってますよ」
という感じでアピールされてます。

そんなわけで、商品によって栄養成分表示もいろんな書き方がされています。

逆に特にアピールするほどでもなかったり、そこまで手が回らないメーカーさんは義務となっている熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量だけの栄養成分表示にしています…

加工食品を買う時は、栄養成分表示も是非チェックしてみてくださいね。

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